- 商品の説明
円錐ころ軸受は分離型軸受であり、外輪の角度及び外輪径寸法は外形寸法と同じ規格化されている。製造の設計時に変更することはできません。これにより、円錐ころ軸受の外輪と内側アセンブリとの間を世界的に共通に交換することができる。
円錐ころ軸受は、主に半径方向の荷重を主とする半径方向と軸方向の結合荷重を受けるために使用される。アンギュラコンタクト玉軸受に比べて、支持能力が大きく、限界回転速度が低い。円錐ころ軸受は一方向の軸方向荷重に耐えることができ、軸またはハウジングの一方向の軸方向変位を制限することができる。
単列円錐ころ軸受には外輪があり、その内輪と円錐ころのセットがかご形ホルダで囲まれた内輪アセンブリがある。外輪は内輪アセンブリと分離することができ、ISO円錐ころ軸受外形寸法基準の規定に従って、いかなる標準モデルの円錐ころ軸受外輪または内輪アセンブリは同モデルの外輪または内輪アセンブリと国際的な交換を実現することができる。
一般に、単列円錐ころ軸受外輪軌道の円錐角は10°~ 19°の間にあり、軸方向荷重と径方向荷重の結合作用を同時に受けることができる。テーパ角が大きいほど、軸方向の荷重に耐える能力も大きくなる。大円錐角の軸受は、後置符号にBを加え、円錐角は25°~ 29°の間であり、大きな軸方向荷重に耐えることができる。また、単列円錐ころ軸受は、取り付け中に遊びの大きさを調整することができる。
二列円錐ころ軸受の外輪(または内輪)は一体である。2つの内輪(または外輪)の小端面は近く、中間にはスペーサがあり、遊びはスペーサの厚さで調整され、スペーサの厚さで2列円錐ころ軸受の予締め付けを調整することもできる。
4列円錐ころ軸受、この種の軸受の性能は2列円錐ころ軸受と基本的に同じであるが、2列円錐ころ軸受より受ける径方向荷重は大きく、限界回転速度はやや低く、主に重機に用いられる。